• 04 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 06
スポンサー広告
スポンサーサイト
-----------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
 レイトショーから帰ったら、私のハオルチア(多肉植物/花鏡)が倒されて、食いちぎられて、私の部屋の絨毯に土を撒き散らして死んでいたのです。あの噛み痕!ネコなのです!
私は声が出なくなって、お部屋で悶えていたのだけど、そのときネコが目をくりくりさせて、にゃあって、お部屋に入って来た。私は「きみ!」って怒りにまかせてネコを追い出してお部屋のドアをぴしゃっと閉めた。私は無残に噛み殺されたハオルチアを無理やり鉢に据え直して、どうにか土を指ですくって鉢に戻す作業をもくもくと10分。日付が変わっていて、掃除機はかけられないもの。階下には老夫妻が住んでいらっしゃるもの。絨毯に絡んだ土を指ですくって鉢に戻す作業のかなしさ。鉢にいるのは死体だのに。ネコ!ネコ!ネコ!許さないんだから!
ハオルチアの弔い合戦!
 だけどでも、やっぱりずっと土を鉢に戻す作業をしていると、落ち着いてきちゃってさ、ネコなんだから、ネコらしく振る舞うのは当然なのであって、私が机の縁に置いておいたのも、失敗だし、なんて思ってさ。だけどそれじゃだめだよ今日は。だってハオルチアは死んだんだよ。許してあげられないね!ハオルチアのヤツが報われないじゃないか!書きかけのレポートをぐしゃぐしゃにしたっていいけどね、今回はね、きみを許したら、ハオルチアを裏切る気がして!ハオルチアに申し訳ない気がして!まるでハオルチアを、大事にしてなかったみたいで!許したくても許さない日!
だけどネコは、部屋の前でずっとにゃあにゃあ鳴いてるのだもの。いつもは自分でドアを開けて入って来るのに、ずっと私の部屋の前でにゃあにゃあ言うのだもの。
これから先ずっと、ネコを許さないでいられるわけないんだもの、だって、そうじゃない。あいつ耳が尖んがってて最高に可愛いし、私の部屋の前でずっとにゃあにゃあ言うし。だから私ドアを開けてやって、イスに座って膝に乗っけてやって、ちょっと迷ったけど、優しく名前を呼んでやったよ。ネコは私の指にすりすり顔をこすりつけてきて、喉をぐるぐるさせていたよ。ごめんねハオルチア、ごめんね。だってずっと許さないわけにいかないんだもの。こいつは生きていくのだし、だって、そうでしょう。おまえは綺麗で好きだったけど、私ネコのこと許すの、私のこと許してね。私ネコとは戦争できないもん。ごめんね、無念だね、ハオルチア。
 次にネコを飼ったら、名前はハオルチアにしようか、なんて考えながら、ネコの首をさらさら掻いていたのでした。後ろめたいから許せない、ときがあるんだろうな、とか。ほんとうはね、ハオルチアが砕かれていて、かなしくなかったの。だからかなしかったの。そんなことなの。対ネコ講和会議、今日と明日のニボシはなしです。そんなことなの。許せるのが悲しいときがこれからあったら、どうにもかなしくなるんだろうね。

(死んだ人がみんな生き返る世界なら、戦争はなくなるだろうってだれか言ってたよ。)

(僕とネコに関係あるなんて、おもってないけど。)
page top



管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 八帖帳の犬. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。