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 「なんでいつも傘持ってないの?」って、私は、雨が降らないって信じてるからだよ!ばかなんだよ!(いつも玄関先に忘れるんだよ!)ばかなんだよ!

***

 学校の西棟の階段の一番上にある、屋上に出ることができる小さい窓、に肩をぐりぐりねじ込んで、外に出る瞬間の気持ち、が。誇らしくてみじめで、期待するのが気まずい、ような、気持ちが、引き延ばされてずっと続いてる。雨の屋上は薄汚くて見えなくて、私はゴミになったような気がするけど、雨の屋上は息がしやすいのです、とても。
 小学校の卒業式、晴天で、体育館の高い所にある窓はムラなく薄青だった。私は、画用紙が貼り付けてあるみたい!なんて思っていて、向こう側から閉じられているみたい!って、晴天は閉塞で、息が苦しかった。卒業の歌をうたいながら、息継ぎの仕方がわからなくて、私はひとりしどろもどろで、さようならって言われたんだ。
 窓をくぐり抜けて、屋上に落ちるときの、自分を馬鹿みたいに思う気持ちと、自分以外ぜんぶを馬鹿みたいと思う気持ち、どうしようもない気持ち。どうか誰にも見つかりませんように。屋上の晴天は大きく圧されているようで、私息が苦しいのです、苦しいの。だから好きです。それに小学校の卒業式の日も、やっぱり優等生な青空が、好きだったよ。黒い筒を手の中で転がして家に帰ったら、薄暗くてひとりで、そっちはすごく息がしやすかった。なんだって好きだよ。
 あるとき、優しくされたときに人は本当に嬉しくなるものなのか、って気づいて、それまでそれは都市伝説かなにかと思っていたのだけど(昔からアタマ足りないからいつも度を過ぎて未発達だったのです)、友達にそれを言ったら、大笑いされて、私とても息苦しくて、だけどありがとうって思って。祖母が亡くなった時、私はほとんど会ったことがなくて、葬儀場の端で気まずく下を向いていたけど、あれはお父さんのお母さん、って思った瞬間、息が難しくなって、遠くに座っているお父さんを覗き見てばっかりいて、息ができなくなりそうで困ってしまって、汗だらけで縮まっていた。
 肺がぐるぐる巻きこまれてる。物事はぐるぐる、高速で飛びまわって、宇宙なんて言葉を知らない頃から、宇宙は町に変わってねむる。関係がなくて、関係が。ただ誰かが生きているのを見ると、私は息が苦しくなるのです。晴天は他人を思い出させるのです。だから、いつか呼吸が止まればいいと思うのです、ほんとう。雨の屋上はひどく息が楽なので、私はバシャバシャ水を蹴って、踊ったり回ったり、そんなことを考えていたのです。
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葬儀場を探してます | URL | 2009-06-07-Sun 20:53 [編集]
ブログ読ませていただきました!
私もよく忘れ物します・・・。
まだ若いはずなのに・・・
Re:
藤野 | URL | 2009-06-07-Sun 21:22 [編集]
はい、あの・・・、困りものです。
将来が心配です。
折り畳み傘の購入を検討しています。

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