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日記
誰も僕たちをあたたかく包まなかった昨日と今日
2011-03-05-Sat トラックバック : 0  コメント : 0
ほとんど引きこもって昼も夜もなくタクティクス・オウガばかりしていた。目がいたい。
視力は日ごと低下するし頭は少しずつ悪くなる。心は狭くなるし足も着実に遅くなる。風邪が治ったと思って外に出て、帰るころにまた風邪をひいている。
すべての話をまた今度にしてほしい。すべての話を小さな心でしてほしい。最低な笑い飛ばし方だけが好き。目の前にいるひとのくしゃみばかりを妄想する。いつか私はだれかに胡椒をぶっかけて、きっと捕まっちゃうのだね。

***

 夢の中の電車の中では男の人が床に座り込んでいた。優先席の前の床にぺしゃんこに座り込んで男の人は、俺妊娠してるからここ座っていいかなって訊いていた。それは大きな声だった。酩酊していたし泣いていた。乗客は彼を見ていた。俺妊娠してるからここ座ってもいいよねって男の人は半ば叫んでいた。誰も答えなかった。優先席には誰も座っていなかったので彼は座ればよかった。頷くつもりの視線を投げたら目があった。男の人は座り込んだまま吐きそうな声を出してにやにや笑っていた。男の人は私の降りる駅のひとつ前の駅でへなちょこに降りていった。私はとてもほっとして、誰も座らないエンジ色のシートを見ながら涙のことを考えた。今朝のことを思い出し、焦げついたフライパンのことを思った。最近の悲しい出来事を考えて、こなさなければならない煩雑なことを数えた。駅に着くと降りた。電車に意味があるのは降りるときだけだって、夢のなかで私が思った。優先席には誰も座っていなかったので彼は座ればよかった。妊娠していないのだとしても。
 起きた後にその夢が以前に見た光景そのままだったことに思い当たる。私のみる夢はいつも私にだけ法則を超えさせないから、夢の中で私は、羽根があっても道路を歩くし水中の社会で息ができなくて死ぬ。いつの日も目配せは叶わない。そんなわけだから思い出はいつも結末まで似ていた。たとえば頷くくらいのことができたらよかった。変わりなく心が卑劣だとしても。
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