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 相変わらずパソコンさんがむにょりむにょらだ。
 
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 埼玉県立近代美術館でやっているアンドリュー・ワイエス展に行った。渋谷でワイエスをみたの、本気でこないだだと思ってて、今年の1月くらいだったかな、って思ってて、でもなんだかどうやらあれは2008年のことのようだった。ぼんやりしてたら二年たってた。ちょっと信じられない。
 前回も「カモメの案山子」をずっと見ていたけれど今回もずっと見ていた。うっとりしてしまう。オルソンの家、きれいだった。ワイエスの絵は世界の終わりみたいだな。世界が終わってほしいって言うときのあの世界の終わりとは真逆の。こんな風に世界が終わるならそれは確かに怖いなと思う。綺麗だなと思う。曇り空がまぶしい。雨に溶けていきそうなのでさみしい。おでこにこつんと当たった壁が、どこまでも続いていたようだった。

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 埼玉県立近代美術館の周りをうろうろしていた鳩たちが丸かった。まんまる。

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 そういえばワイエス展には犬に踏まれて足跡だらけになっているスケッチがあったけど、犬の絵は一枚もなかった。どこからきたんだろう。

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 このごろ猫の名前をよく聞かれるけれど、言わない、のだ。メールアドレスに銀行口座の暗証番号をいれていたこともある私だけれども、ねこのなまえは、言わない、のだ!

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 「焼きたいからフライパン貸して」って先輩からメールがあった。今までずっとなまにくとか食べてたのかなあって思ったら涙がこみあげてきた。

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 冷蔵庫を開けたら賞味期限がとっくに切れている牛乳が未開封のまま転がっていた。沸騰すれば飲めるのかなあと思って開けたら嫌になっちゃう匂いがした。流しにだぶだぶぜんぶ捨てた。だぶだぶ牛乳を流している間に私は今日の曜日を思い出そうとしてとてもいつも失敗していた。土曜日と木曜日のあいだあたりなんだ。世界をもっとみるきーにするべく私は、この地上三階蛍光灯の切れた台所で、牛乳を注いでいるのですってぼそぼそ言って、汚れていくシンクを見ていた。蛇口に乗った水滴が暗がりの中でひりと光っていて、硬そうだなあなんて思った。もっとよくわからないものにしたい。乳白色にかげらせてぜんぶバターにして逃げきれるかやってみたい。空になった牛乳パックをぺこりと潰して、振り返ると窓からの明かりがテーブルにくっきり四角く、誰かの怒りのようにそれが綺麗だった。

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 逃げられない気がした。
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