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 学校とアルバイトのあいだのうらぶれた昼の3時間、円形の大きな公園で小さなおにぎりを食べて、日なたに座っていた。鳩と鳩にクッキーをやるおじいさんがいて、やけにあたたかく、とても眩しかった。私は眠って、そのあいだに1時間が経った。目を開けたら葉っぱが降っていた。鳩と鳩にクッキーをやったおじいさんがまだいた。なんという季節だと思った。葉っぱがさんさん降り続いたから、私と私の開きっぱなしの鞄はうずまっていった。たくさんあるなと思った。たくさん、たくさん、たくさんだなと思った。とてもじゃないけれど息ができない。真っ赤な葉が日光をきらんきらん反射して落っこってきたので、物分りよくポケットに引き受けた。頭の中身はめいっぱいの砂糖と塩で、胃の中身は枯れ葉で、肺の中身は砂で、そこは日差しのなかだった。

***

 そんな風にしていたら、世界ぜんぶから置いていかれちゃうよ、と言われて、私は、置いていってくれって言って笑ったけど、そんなことぜんぜん、言わない方がよかっただろうな。そんなことぜんぜん、言わないほうが、いいのだろうな。本当に、そう思っているのかな。
 そしてだけれどちっとも、世界は進行なんてしていかないんだと思うんだよ。
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