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 「諸君、諸君らは爆弾が落ちてくるときのあの甲高い轟音を、どんなものと想像するだろうか?戦争を知らない君達がそれを聞くには、戦時使われていた爆弾の、重さと形の寸分違わぬ火薬抜きのレプリカをつくり、それを空高くから落とせばいいとお思いだろうか。もしくは事故があるとまずいので、高性能録音機を設置してその音をどこか遠く別の場所で聞けばよい、と言うだろうか。それならば諸君らは大きな誤解をしていると言わざるをえない。録音は無論のこと、直接爆弾的質量の落ちる音を聞いたとて、それは日常の他愛もない騒音―クラクションや踏切りや打ち上げ花火のような―と同じ、ある一定の波長と音域を持つひとつの音階でしかない。あの爆弾投下の長く尾をひく超高音は物理的には表現されない。オシロスコープはなにも反映しないだろう。あの音の実際は恐怖と混乱、恍惚と愉悦のうちに熱くなった耳を掠める斧の音なのだ」

とか、絶対書けないことを書くのはたのしい。ファンタジーだしコメディになるからたのしい。恥ずかしいのがたのしい。きっと真剣に書きたい人は悔しかったりするんだろう、か?
どうしようもなく鬱々としたときは半狂乱の元将軍の老人になりきってを気を紛らわす、というのは嘘で、期末試験の時間が暇で暇でしょうがなかった。答案を回収する人に指摘されてはじめて、私の物理の答案が裏も表もぼんやりと白いことに気付いた、というのは嘘で、知って いたよ!

***

 一昨日は学校の卒業式だった、先輩の。下級生は自由参加なのだけど、プリンを先輩に渡しに行った。
そうしたらあの人は振り袖姿で道路でプリンを食べはじめたから、責任を感じた。
でもプリンくらいで、「きみが落ちぶれたら将来食わせてやるよ」と真顔で言っていたので、その言葉だけで私は、先輩がだめになったら私が養ってやろうじゃないかと思ったけど、言わなかった。
二人して落ちぶれたらもうサイコー。

***

 学校で受けた外部模試(学校で受けたのに外部模試)が帰ってきたのだけど、数学が4点だったのに笑った。なにに笑ったって、200点満点だったから笑った。
隣にいた人に結果を聞いたら、7点だったと言っていた。ともだちを選ばなきゃいけないなぁと思ったけど、たぶん向こうのほうがそう思っただろう。

***

 私はこの頃顔を合わせた人みんなに「冷蔵庫ちょうだい」と言っているけど、誰もくれない。
想像以上に冷蔵庫はみんなにとって必要不可欠なものらしい。
しかしいいかげん私は冷蔵庫がなくても平気なようになってきた。
なにかもう、全然気にならない。怒りもわかないし悲しみもしないしこの世の冷蔵庫を持つありとあらゆる家庭を憎んだりもしない。
「冷蔵庫がない」というのは文明からの脱却を思わせて、素晴らしいことなんじゃないかと思い始めている。
このところ外食かコンビニごはんばかりで、文明ってすてき。
だから、つまり、自炊しなくてすむ理由ができたことがうれしいというだけなのだけど、きっとそのうち料理が出来なくなってしまって、舌はアミノ酸に犯されて、私の胃は既製品で満たされ続け、それで、えっと、それはしあわせ。
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