• 04 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 05
スポンサー広告
スポンサーサイト
-----------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
 なんでこんなにしょんぼりしなければならないんだろうと思ってスープをごくごく飲んだ。それはだれかに死ねと言われるからさ。お風呂につかりながらお湯を手ですくってこれってダシがとれてたりなんかしないのかなあなんてぼんやり考えながらとぼとぼ泣いて、なんで豚骨を連想しながら泣いたりしなければならないんだろうと思って、それはだれかに愛されたいからさ。
 眠るまえ、すべての運命的でない行為に接吻する。いつまでたってもチャイルドなのでこの先何度もたっといものから逃げ出すだろう。なくてもいいものがあるということに何年の夜を安堵するんだろう。なくてはならないものがいまだあるということにこの先どれほど恐怖するだろう。今でも夜道で口裂け女を思い出したりして、こわがりだからどうにもだめだな。そんなにじょうずにたたらも踏めない、今日。

***

 残されるのはフェチシズムだった。鎖骨に足首に瞳孔に靡いてる。だれかのつま先を句読点を、舐めたい!

***

 とても久しぶりに先輩から着信があり、大学行ってる?なんて言われて、どうせ行ってないでしょーなんて呆れた声を出された。先輩こそ、って返したら、私留年した、って告白されておもしろかった。「先輩が後輩になるという非常事態によく笑っていられるね!」って言っていた。先輩浪人してましたもんねって言って、かわいそう!って笑った。「私、もうね、京都で仲居になろうと思って、携帯を解約して京都に行こうとしたの。そしたら新幹線のチケット買っているときに親につかまって」「びっくりした」「ところでこのあいだ鎌倉で海を見たのだけど、波がぜんぶこっちの方向に向かってきててね」「ぜんぶだよ」「びっくりした」。たとえば地獄に生まれた天使はこういう声音で話すかもしれない。アイラブユーなんて思いながら電話を切った。

***

わからないならはっきり言ったっていいけどね、とひとの顔を見て黙りこくる。そんなのはジョークだ。
それでもやっぱり、はずかしくていえない!
スポンサーサイト
page top
Copyright © 2017 八帖帳の犬. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。