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先輩から電話があって、美術館行きたいって言うから、いいですねって言った。先輩はこのところ美術館に行くのが好きみたいで、突然どうしたのかなと思って、私はこのあいだ、突然どうしたんですかと聞いたけれど、そうしたら、働いているバイト先に絵がかかっていて、それがとても綺麗で、悔しいから、絵画に目を慣らしてしまいたいのだって。さっさと。まじかよと思った。このひとはすごいなって思った。先輩の体内には先輩に食べられた牛や豚や鶏やきゅうりが、暮らし続けるのかと思った。そして手ぶらでどこにでもいけるんだろうと思った。
バイト先にかかってる、それってだれの絵なんですかって聞いたら、しーらない、って先輩が言った。
鍋をしようよと先輩が言った。早いですよと私が言った。冬に私が死んでいたらどうするのだよと先輩が言った。ひとりで鍋をしますよと私が言った。

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道に寝転んで雨のなかで川を見ていたら警察のひとに職務質問を受けた。なに、あんた、なにしてんの、って最初言われて、思わず、ゆ、幽霊です、って言ったから、そのことを主に怒られた。警察に嘘ついていいと思ってんの!って言われた。ごめんなさい・・・。
口の端っこから血が出ていたみたいで、(なんでだかわからない)(なにもかもの理由がわからない)、警察の人は私を、なにか犯罪の被害者だと思ったらしくて、本当のことを言ってね、って何度も言われた。あの、ここからだと対岸の大きな道路の光が、川にうつるのがすごくよく見えるじゃないですか、そうすると川が明るいんですよ、それを見たいなあと思って、それで最初座ってたんですけど、調子に乗って寝ちゃったんですけど、だってここだれも通らないしと思って、それで雨が降ってきちゃって、って馬鹿っぽく話した。話しながら自分の馬鹿さにちょっとひいた。警察のひともちょっとひいていた。

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ギターを弾けるようになりたいと思った。
ともだちに電話して、弾かないギターない?って聞いたら、一本あるって言われた。貸してあげるよって。
ギターを弾けるようになりたいと思った。
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