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 ともだちが大声で「富山県に行って富士山に登ろう!」って言うから、大きな声だなあと思った。富士山は富山県にはないよって教えてあげた。どこにあるのって言うから、山梨県だよって言ったらびっくりしてた。あと静岡県にもあるよって言ったら「富士山って二個あるのか!」って言ってた。それはどうだろうって思った。それから彼女はロープウェイは邪道だって話をずっとしていて、私は、山登りってロープウェイに乗り込んだり降りたり乗り込んだりまた降りたりすることだよねと思っていたから、どうしようと思っておろおろした。恥ずかしがらずに勇気を出して、私ロープウェイがあったらぜったいロープウェイに乗るよ!って言ったら、彼女は、それは私もそうだよ!って言った。こうして世界に幸せの雨が降り注いだ。調べたら富士山にはロープウェイがついていなかったから、私たちはファミレスの2階で夏の暑さを呪ってばかりいた。

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 部屋を片付けていたらトランプが出てきたのでひとりで神経衰弱していたら神経が衰弱したから部屋をそのままにして映画館にでかけた。帰ってきたとき部屋が片付いてたらなあと思いながら鍵をまわして閉めた。映画を観ているあいだ、どうにかしてもう家に帰らないですむ方法を考えた。私は片付けするのに向いていないんだよってぶつぶつ思った。映画館からでて、どうにかして家に帰るのを遅らせようと思って駅の周りをぐるぐる二回周ったけれどもなんにも面白いもの落ちていないし行き倒れている人もいないしモンスターも通り魔もいないし、だから帰った。鍵穴に鍵をさしこんでくるんてまわす瞬間に、私が出かけているあいだに爆発が起きて部屋が吹き飛んでいればいいのにって思った。テロリストのひとが、隣の部屋と間違えて、とか、さあ、って思った。部屋にはいると開けっ放しの窓から風がびょおびょお入っていてトランプがあたりに散っていて目も当てられない惨状で、しかも無事だった。あーあーと思った。これじゃあ猫も転んじゃうなって思った。しかたがないのでカルピスのアイスを冷凍庫からとってきて、ベランダに足だけ出してそれを齧って、風がびょおびょお吹いてたからアイスがだぶだぶ溶けて、焦って口に詰めて、あーあーと思って寝転がって洪水がきて流されちゃえばいいのにーと思いながら足先で窓を閉じて眠った。高台なので洪水はこなかった。テロリストのひとは今日もばくはつする部屋を間違えなかった。にくたらしい、正確さで、自転して公転しちゃって、もう、って頭わるく眠った。

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 めんつゆがないからお酢を薄めたやつで素麺を食べていたらおいしくないからがっかりした。しょうゆを薄めたやつでもおいしくなかった。しょうゆにお酢をいれてもたいしておいしくなかった。めんつゆってなにでできてるんだろって思った。醤油とお酢とみりんの間くらいだと思っていたのだけど。みりんがなかったのがいけない。素麺はせんざいてきにおいしいはずだと思って塩をふりかけて食べたらおいしくなかった。
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