スポンサー広告
スポンサーサイト
-----------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
 土曜日は、起きてすぐにおにくたべたいと思ったからひとりで焼肉屋さんに出かけていってタンをじゅうじゅう焼いてユッケを食べておいしいなあと思いました。お客さんがあんまりいなくて店員さんが何度も網を取替えに来てくれてやさしいなあと思いました。なんなら一緒に食べませんかって言いそうだったけれど言わなかったです。おいしかったです。
 それから、桜井さんが「この時間にこのあたりをうろうろしていると管城さんに会えます、ほんとうです」と言うので桜木町駅で真剣にうろうろしていたら本当に管城春さんにお会いできてうれしくってはにかんだ。管城さんはきれいなツバメの色の髪をしていて、きれいなツバメ色の髪の毛ですねと言おうとしたけれどはにかんでいたのでそれは無理な相談だった。そのあとも何度か言おうとしたけれどはにかんでいたのでそれは無理な相談だった。
 駅を出て、名前をいま思い出せないけれどなにか高い塔を登ってなにか食べるお店を探した。管城さんの動きが無軌道すぎて「これは!」と思った。「いったいこれは!」と思う足取りで歩いていて驚異的だった。塔の高いところのバイキング屋さんでバイキングをした。管城さんがずっと「店内で走ると殺されます」と言っていたのでおののいた。走れっていうフリかな・・・と思ったけれどほんとうに走るとヒザを打ちそうだったから走らなかった。管城さんは食べ物のことを良く知っていて、グラタンがなにでできているのかとか、ミニトマトがスーパーのどのあたりに売っているのかとかを知っていてすごかった。グラタンがなにでできているかなんてぜんぜん想像できなかった。牛乳とチーズとあとなにかぬるぬるしたものを混ぜなきゃだめだろうなってなんとなく思っていたけれど、管城さんは「ホワイトソースいれたらいいです」と言っていて、「なんだろうそれはさぞかし白いソースなんだろうな」と思ってもうハイレベルすぎてわからないので管城さんはすごかった。でも桜井さんも同じくらいわかっていなかった(と思う)から安心していた。それから管城さんは豆知識なのですけどね、っていう調子で「カメはお腹を裂くと死にます」って言った。それは知っていた。管城さんはカメのお腹は甲羅の一部と思っていたらしかった。「カメはお腹を裂くと死にます」って言っている人の横顔を見ながらすごいものを見てしまったと思った。
 塔を降りてアメリカっぽい場所に行ってアメリカっぽい音楽の中でアメリカっぽく手をぐねぐねさせて遊んだ。管城さんはコーヒーを飲みながら「いま突然ねむいと気づきました!」って言っていたから管城さんにカフェインは無力だった。桜井さんはバイキングですっぱい飲み物とすっぱいゼリーを食べてすっぱいって言っていたのにレモンティーを飲んで、すっぱいって言っていて、「桜井さんがすっぱいのが好きなのかすっぱいのが桜井さんをすきなのか」と思った。
 アメリカ屋さんを出た後、管城さんは「バスに乗ります」と言って電車に乗って行ってしまって、私と桜井さんはみなとみらいをうろうろした。みなとみらいは道が大きいので気持ちよかったし、空も変に大きいので気持ちよかった。歩いていたら海を見つけた。だっぱんだっぱん水の音が聞こえていてこの街海に圧されてるって思った。でもそれは亡者だった。海はくろぐろしていたから触りたかったけど、海は柵の向こうで足元よりずっと下のところにあったからそれはできなかった。手を漬けてそれで手が真っ黒になったらそれは素敵なことだけれどこう見えてこの海もどうせ透明なんでしょうって思って私はどうしたらいいかわからなかった。それからしばらくして桜木町駅に向かって引き返した。桜井さんは相変わらず人工衛星と絆していて、桜井さんがなぜこのタイミングで曲がれと言うのか、なぜこの横断歩道を渡れと言うのか、私には一度もわからなかったけれど、でも駅にちゃんと着いた。ファンタスティックだった。
 そんなこんな素敵に楽しい一日だった。こういう楽しい一日が週末にあったりするならそのほかの曜日にフラミンゴに食べられるカエルの夢を連続で見たって大丈夫だよって思った。げこげこ。
(ところで私はストローを噛む癖がもうずっと抜けないけれど、それはちょっと格好悪いかなって思っているから、ストローを噛んでいることを見抜かれないように細心の注意を払っていたのに、桜井さんと管城さんのうぇぶろぐを読む限り見破られていたのでびっくり恥ずかしいショックだった。どうしてわかったんだらう。)

***

 今、私がアルバイトしているお店(カフェか喫茶店)に働きに出かけた初日に、店長に「この店すごくつぶれそうなんだけどね、だから時給をぐんと下げたのだけどね、そうしたら人がいなくなっちゃったの。だから時給がぐんと下がったという事実を知らない人を新しく雇わなきゃいけないと思ってね、とりあえず歩いていた君に声をかけたのだけど」と言われて、ばらしてる!と思った。おっちょこちょいだ!と思った。それでだから、私はこの店は斜陽だっていうことを意識しながら日々働いていて、意識の隅っこでちょっとはらはらしていて、楽しいアルイバイトだと思う。お昼前にほんとうにお客さんがだれもいなかったりすると店長に「ちょっとバイトとしてお客さんの役をやってくれない」と頼まれたりして、それでそう言うときの店長の目がほんとうに悲しそうに細められていたりするから、私は「お客さんくればいいのに・・・」って今までのバイト先で思ったことのないようなことを思ったりする。お皿が壊れないように私はきをつける。お皿が壊れたらそれが致命的になりそうでこわい。このバイトこわい!
スポンサーサイト
page top
Copyright © 2017 八帖帳の犬. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。