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 「アポロ11号が月に行ったなんて嘘で、だって旗が揺れてるじゃん米国の策略だよきっとそうだよ」とかいうのがちょっと前に流行っていた気がする。テレビの前にぐでぐで座って私は、どちらでもいいけどもなあと思っていた。月に行ったロケットはきっとあるのだし、初めて月面着陸したロケットはなんなのか、アポロ11号なのかどうなのか、私は知らないけれど、私は初めて月面着陸したロケットのことをただアポロ11号という名前て呼ぶのだもの。だって完ぺきな名前じゃないか。アポロ11号、だって。私は月に行ったロケットをアポロ11号と呼ぶからアポロ11号は初めて月に行ったロケットであるよ。なぜならアポロ11号も他のなにかのロケットも他人だからであるよ。
 だけど悲しいことにそれからもロケットが月に向かって撃たれ続けているので、もう次に月に行ったロケットもその次に月に行ったロケットも私にとってアポロ11号であるよ。だれがロケットに名前をつけているかとか、誰が乗っていたかとか、どこの国のものだとか、どうだってよくて、世界中のロケットはぜんぶアポロ11号で世界中の人工衛星はぜんぶスプートニクなのです。次のロケットもその次のロケットも私にとって同じで、しかしその中にはきっと違う人間が乗っており、しかし私には同じで、だから、そういう。
 私は女子高生であって、私の隣りの席の子もその隣りの席の子も女子高生であり、私と隣りの子のローファの色の違いなどはほんとうになにもかもに関係が無く、私はいつでもだれかにとって電車に乗ってる女の子であり月に行ったところでアポロで、だから、だれかにアポロ11号と呼ばれる僕らは、僕らは。
 こんにちは。月面着陸したのは私です。誰かが嘘の主張をたくさんしても私を信じてくれるかな。信じてくれるかなあなた。って訴えたときに、「そりゃそうだろうね君はアポロだもの」と言われたらぜつぼうしちゃう!だれかにとって私はいつでも電車に乗ってるなんでもない女の子だけど、アポロは、アポロは、「また同じことになる構造」。
 月に行ってたって行ってなくたってあなたはいいですよって誰かを貶めて、月に行っていないあのロケットに意義がなくてもそれでも別に私にはどうだっていいよって誰かを貶めて、月に行かなかったアポロとか人を殺さない殺人者とか鳴かない犬とかがらくた集めてしあわせになりたいようなゆめ。ごめんね、ごめんね、だけど私が侮辱したらそれは私だけのロケットになる気がしてとても、とてもいとしい、ぶつぶつ。
 だけどねあのね、どんな風な意味だとしてもどんな風に発音しても私は呼ばれるのが好きで大好きで、だからやっぱり名前が欲しくって私は呼んで欲しいのでいつでもやっぱり名前が必要で、月とかいいよアポロでもヤコブレフでもタイタニックでもいいし虫でもいいしなんでもいいけど、今殴ろうとすれば殴れる距離に他人がいるのにだれもだれかを殴ろうとしない事件をアポロ11号と呼んで遊んでいる、あそんでいる、ぽろぽろあぽろ。宇宙にいこう。
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