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日記
先輩いまから映画観に行きましょう
2009-03-14-Sat トラックバック : 0  コメント : 2
 書くことで折り合いをつけようとする。理不尽というもの、世界の構造というもの、OTHERとかTHEIRとか共有できないぜんぶ。文字に説かれてる。
私は文字を形成する細いインク上で世界の空気を吸い、繋がろうとする、吐くのと吸うのが同時なのは呼吸と同じなのだなあ。私の皮膚は閉じた袋なので遮断して、よくわからないものがよくわからないまま、まるでゴムのようだけど、書くことで切られた隙間からだけ私は覗いだり舐めたりしている。理解しようとしている、結び付こうとしている、吸う酸素と私の肺の因果とか、内部と外部。
私の我が儘な自我がひとつの単語に丸め込まれる。しかしそれは代償でいい、飛ばなくていい、文字に固まればいい、私の天衣無縫なんて死ねばいい。創造したいんじゃなくて連結したいだけなんだ、あけて、あけて、息ができなくなる!
またまちがっているかもしれないけど、他のやりかたもだめだったし、私は愛したいし愛されたい、やっていくしかない。その行為が破廉恥になっても、私にとって他に優しいものはない。いま、嬉しくなったからいきなりこんなことを書いている。

***

 先輩から電話で、大学落ちたよ!と言われ、私は笑いながら、わたしの知り合い三人の話をした。
一人は一浪して東大に合格。そして「浪人しない人生なんてゴミだ」と言っていた。あとの二人は浪人しても受験に失敗。一人はパンク・ロックに目覚めて予備校仲間とロックバンドを組む(でも絶対売れなさそうですよ、と私は笑う)。それからもう一人はなんとバイトしてお金を貯めてインドに行った、「社会とかもういいんだ」と言っていた、という、話をした。
 でもそれはぜんぶ嘘だし、三人とも全然いない。私は動転するとすぐ嘘をつく。あの中のなにか一つでも彼女を慰めたろうか。まさか、まさか、なあ。先輩はわかってたろうか。笑いすぎていたし。だけど私の口は言わずにいれなかったんだもん。
 私はすぐ、でも嘘ですけどね、と言ってしまうけど、今日は言わなかった。先輩、元気そうだった。なんならあの人はあんまり将来に興味なさそうだ。とか勝手におもう。本当に本当にぐちゃぐちゃになっている人に私はすぐ「でも嘘ですけどね」と言っちゃう。たぶんそれは、私が私を守るギリギリの線で、やさしくない。
 よくわからない。だけど私は嘘つきだ。小さい頃からそうだった。私は嘘つきだけど、人に嘘つきと認識されることを求めている、だから本当の嘘つきじゃない。本当の嘘つきになれない。

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