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 学校でクリスト&ジャンヌ=クロードと横尾忠則のビデオを観た。
クリストとジャンヌ、という名前は、キリストとジャンヌ(ダルク)っぽくてまずいと思う。ジャンヌの髪がショッキング・オレンジなのはさらにまずいと思う。私もあんなかみのけにしたい。
 クリストとジャンヌは21億円かけて、16日間だけ、セントラルパークに7000本以上のオレンジのゲートを建てたそうだ。
彼らは、「作品に正当性を与える理由はない」と言っていた。「私たちには、《それが美しいとわかる》」と言っていた。そして、「私たちはそれを実際に見たいがためにつくるのよ、そして完成した作品はいつも私たちの想像を超えるの!」と言っていた。
私は、なんというか、この人たちはなにがどうしてこうなったのだ?と思った。でもこのひとたちは私を、こいつはなにがどうしてこうなんだ?と思うのかもしれなくて、なんだかそれって、まるで、異星人どうしみたいじゃないか?生まれた星はおなじだよね?
 美術の先生が「僕は羨ましい」と小さく言っていた、早口に恥ずかしげに言っていた。以前から思っていたけど、あの人は素敵だ。
横尾忠則は、Y字路をたくさん書いている有名な芸術家さんだけど、「私がY字路を描き、Y字路を解明していくことで、Y字路側も自分が解明されていくのを感じるだろう」みたいなことを言っていて、私はわからない、わからないよーと思っていた。生まれたほしはおなじだよね?

***

 なんでもいいから本を読み、それをふまえて、与えられたテーマにについてのレポートを書いて、提出しなければならかったのだけど、そのテーマは「人間について」だった。ふざけてるのかと思った。私が書いたらなんでも人間についてになるよ!
 レポートに使う本は、もっと前に小さな紙にタイトルと著者と印象的だった2~10節を書かされていて、その紙を提出するの私知らなくて、急いで、そのとき持っていた本から適当に文章を引っこ抜いて出したのだけど、そのときたまたま机に入っていたのはヘッセのデミアンと、HUNTER×HUNTERと蟲師の最新刊だった。蟲師なら大丈夫かな?とも思ったけど、デミアンにしておいた(私には反抗心はないんだ、慢心があるだけなんだ)。そしてそんなことはすっかり忘れていた。のに、先生が今日、進級するためにはレポートを書かなければなりません、あなたはまだ出していません、明日あなた体育の補習ですからね、遅刻指導に引っかかったのでおうちに電話しましたが、あなたの家はなぜだれも電話を取らないんですか、とか、いろんなことを私に言った。とりあえずレポートを書かなきゃいけないことだけ理解した。それで、デミアンについて書かなきゃいけないことを思い出して、もうほんとうに嫌になってしまった。むりだよ!むりだよ!
 それでいま、なんじゃらほい、と思いながら、とりあえず書くことをまとめようと思って、レポート用紙の端っこに「デミアンは肯定の物語である、善悪の隔てない人間の自然状態を放棄することは、悪よりもなお」まで書いた。なんかやんわり、聞いたことある気がする、と思って、なんだ?と思ったけど、あれだった、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」だった。
 それでわたしはレポート用紙を投げて捨ててなじった。時計じかけのオレンジを思い出しちゃう人間に真面目にヘッセを読めだなんて。

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 最近、よく新しく人と知り合う。今日の夕方なぜだか私はスターバックスで、三十歳の写真家の人に、ドイツという国について二時間も熱弁をふるわれた。私はコーヒーに砂糖を入れ続け、気付くだろうかと思ったけど、そのひとは今度はゴールド・ラッシュについて話していた。でもニール・ヤングが好きだと言っていたので、私たちは小さくアフター・ザ・ゴールドラッシュを歌った。
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