• 04 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » 06
スポンサー広告
スポンサーサイト
-----------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
 以前見たチェルフィッチュの舞台で、旅行に行きたがる彼女に向かって男のひとが、そういうのは頭痛をごまかすために手の甲をつねるというような、そんなようなことだよ、とかなんとか、そんなことを言っていたように思う。
 頭痛にはついぞならなかった。学校に行きたくない小学生が月曜日に、体温計を握りしめて、どうにか37度か、できれば37度5分あたりを叩き出せないか頑張っているような、健気でみじめな怠惰さで、世の母親を騙したいのだった。学校に行くくらいならもちろん風邪をひいたほうがマシで、起きなきゃいけないすべてのとき、私は病欠していたいのだった。
 ということで旅行にでかけた。にょろ。

***

 手帖より

 ★

 はじめて飛行機に乗った。とても酔った。家に帰りたいと思った。

 ★ 

 空港の近くの屋台でとても長くて雑なホットドックみたいなものを買ってぐしぐし食べた。思ったよりずっと寒いのでTシャツを着て私は呆然としていた。
 
 ★

 毎日同じ通りをぶらぶらしていたらはじめて警官に呼び止められた。どきどきした。にこにこしてイエスイエス言ってたら、事態が怪しくなっていったので一生懸命誤解をといた。私は別に旅行者を狙ったスリではないのだ。旅行者なのだ。昨日スられたのだ。

 ★

 プラハから100キロ離れた町に、列車で向かう途中、隣に座った女の人が静かに泣き始めたので動揺した。あとからやってきた落ち着いた感じのカップルが彼女を慰めはじめ、泣いている彼女はなにかを語り始めた。それはたぶんドイツ語かなにかで、ぜんぜんわからないので、私ひとり、彼女はなぜ泣いているのだろうと思っていた。カップルは頷きながら聞いていた。男の人が親切な声で女の人に話し始めて、私はもう大丈夫だろうと思って本を読んでいた。
 次に本から目を離したとき、泣いている女の人とカップルの男の人は立ち上がりそうな勢いで喧嘩をしていた。びっくりした。思わずきょろきょろしていたら、カップルの彼女のほうと目が合った。彼女はやれやれだね、という顔をして私を見た。私はちょっとうなずいて、隣の女の人がときどき振り上げる肘にときどきこづかれながら、体を小さくして本を読んでいた。家に帰りたいと思った。

 ★

 なりゆきで三泊をダブルの部屋で共にした、女の人は、仕事を辞めて、婚約も破棄して、旅にでちゃったと言っていた。お酒をたくさん買ってきてはいつも朝まで飲んでいるひとだった。もうかなり旅も長い彼女に、帰りたいと思ったことはないのか訊いた。一度もないよと彼女は言った。どこにも帰りたくないと言っていた。小さいころ学校のチャイムが夕方五時に鳴るのがだいきらいだった。家は好きだったけど、帰るのは嫌だった。あのチャイムから遠く遠くに行こうとしてこんなところにいるんだと思う、と酔っ払って話していた。次はアフリカに行く!と宣言して彼女は眠った。彼女が眠ると途端に町は善良な場所に思えた。だれかが眠れる場所はそれがどこであれ、すこしの責任をもって、善人ぶった顔をするものかもしれない。

 ★

 彼女とホテルの朝食(パンとバターとジャムとコーヒー)を食べていると、その小さな古いホテルの管理人のおばあさんが、コーヒーをあたためたりシーツを干したり、忙しなく歩き回っているのがぜんぶ見えた。向かいに座る彼女は食べているあいだ、旅をしているあいだだけ息ができる気がする、でもそれだけが本当に好きなことなのだとしたら、一体もう、どうすればいいのかなあと思うよ、というような話をしていたように思う。私はぼんやりしていた。おばあさんのだぼついたエプロンなんかを見て、いいなあと思った。私は家や、自分の買ってきたシーツを丹念に扱うこととか、洗面台をきれいに守ること、そういうことが大好きかもしれない、と思った。彼女にそう言ったら、どうして旅行なんかしてるのと訊かれた。まったくだと思った。帰ろうと思った。だけど家にいたってろくにシーツの洗濯もしないんだな。

 ★

 クシェットという簡易ベッド付きの夜行列車で国境越えをしていたら、真夜中にいろんな国の警備兵やらなにやらが次々にパスポートの提示を求めてやってきた。そのときの起こし方っていうのが、叩き起こすというのはこのことかという起こし方なので、毎回笑った。赤い髪の女のひとが一番怖かった。
 列車の揺れで眠れるというのは夢のような話だった。とろけてしまいそうだった。向かい側のベッドにいた斜視のポーランド人は、悪魔か司祭かエクソシストみたいな顔をしていて、夜のあいだずっと寝言を言っていて、怖かった。悪魔とかいるのかなあと思って怯えた。
 到着の三十分前に車掌が起こしにきて、狭いベッドからすりぬけるみたいに降りて、カーテンを開けたら海だった。夜明けに漁に出る何隻もの小さな舟が見えた。ポーランド人が、眩しいから閉めろと言った。ソーリーと言って私はしばらく窓の外を見ていた。ポーランド人だって見ていた。

 ★

 寒くてたまらないので南下したらベネチアに着いた。そのすぐ近くの細長い島をなにとはなしに訪れたら、ビーチがあった。人もまばらな気怠いビーチ。遠くをときどき飛行機やヘリが飛ぶのが見えた。裸のおばさんが寝ていた。私は犬みたいな大きさのカモメを追いかけて、そのうちに楽しくなっちゃって、本気で走ってカモメを追い詰めていたらこけてびしょぬれになった。こけるって・・・と思った。
 しかたがないので一日そこに寝転がって服を乾かした。生まれ変わるならカモメがいい。あんなにかっこいい。

 ★

 よくわからないひとに道端で寿司を売りつけられた。「スシ!」と私を呼び、「スシ!」と寿司を差し出す、そんな、まつげの長い、やさしげなひとだった。その寿司はシャリが救いがたくべちゃついていたけど、魚はおいしくて、醤油もついていて、おいしいおいしいと感激した。翌日お腹を壊した。家に帰りたいと思った。

 ★

 ウィーンでクリムトを見た。あの一番有名なやつ。ウィーンに来たのはシーレを見るためだったけど、クリムトが本当に、美しいなと思った。まっさかさまが直立になるときのような、ゆっくりな速さで光っていた。こんな絵があるなら、じゃあいいやと思った。そういうことでもちろんいいと思った。こんなにきれいなら愛でいい。
 セガンティーニもシュトゥックもすてきだった。
 それからアルベルティーナで見たエーミール・ノルデの「mondnacht」。こんなに絵をみてびっくりすることがあるのかと、びっくりした。ほんとうにこれを持って帰りたいと思って、一瞬頭のなかで十通りくらいの方法を考えたんだけど、それらはどうも無理なので、日が暮れるまで見ていた。そんなことははじめてだった。

 ★

 ブダペストの中華料理屋で酢豚を食べていたら、片足のない男のひとがやってきて隣に座った。そのひとは両手の指ぜんぶに銀の指輪をはめていて、その中のいくつかには女の人の肖像がついていて、その中のいくつかには淡い色の石がついていた。銀は黒くなっていて、とても安っぽくて、指が浅黒くて、そのせいでそれらがとても綺麗で、みとれていた。外は雨が降っていて店の床はずぶ濡れだった。なにかを思い出せない気がして、それは代えがたくうつくしいものであった気がした。それだからきっと安心しきって、泥の中でも眠っていられた。
 
 ★

 中華はどの町でもおいしい。すごい。 

 ★

 真夜中に出る船に乗った。マフラーをぐるぐる巻いて、さっき買ったコーラを飲んで、甲板に座っていた。光が遠くをずっと並走していて、波の音が四方から聞こえて、星がすべて、きっさり見えた。ポケットにはまだこの国のコインが残っていて、この船を降りるまでにあとコーラを2,3本飲めばちょうどいい、といった、そんな事情もぜんぶ含めて、たとえば天国がこういう場所だったらいいと思った。

 ★

 石と雨でつくりかためた甘いヌガーの上を貧困の嵐が通り過ぎた、というような、やさぐれた町で、私は宿が見つからなくて、広場のベンチに座って、朝になるのをじーっと待っていた。とても寒かった。雨も降りそうな気配だった。でも宿を探すのも面倒だった。しばらくじーっとしていたらギターを持った男のひとがやってきて、真顔でハァイと言って、ギターを弾きはじめた。驚くほどうまかった。ほんとうにいいギターだった。ビートルズやディランや、ぜんぜん知らない曲を彼は弾いていた。広場にはほとんど誰もいなくて、真夜中も過ぎていた。数時間もそうしていたあとに、彼は私にどこから来たのと聞いた。ジャパンと言うと、彼は海の見える町を弾き始めた。弾きながら笑って、「ととろ」と言った。私も笑って「ととろ」と言った。魔女の宅急便、と思った。ほの暗い貝の色をした、夜明けのすこし前だった。薄命ぶった遅い風が吹き始めていた。なにからなにまで差し引いたって、ほんとうにいいギターだった。

***

 帰ってきてひどい風邪をひいた。私は仮病が好きなんであって病気なんかこれっぽっちも好きじゃないよ、じつのところ、って叫びたかった。風邪になんかなりたくないに決まっているよ。頭も痛くなくていい。
ベランダに出ると秋の風だった。熱があがりつづけている。
page top
 なんでこんなにしょんぼりしなければならないんだろうと思ってスープをごくごく飲んだ。それはだれかに死ねと言われるからさ。お風呂につかりながらお湯を手ですくってこれってダシがとれてたりなんかしないのかなあなんてぼんやり考えながらとぼとぼ泣いて、なんで豚骨を連想しながら泣いたりしなければならないんだろうと思って、それはだれかに愛されたいからさ。
 眠るまえ、すべての運命的でない行為に接吻する。いつまでたってもチャイルドなのでこの先何度もたっといものから逃げ出すだろう。なくてもいいものがあるということに何年の夜を安堵するんだろう。なくてはならないものがいまだあるということにこの先どれほど恐怖するだろう。今でも夜道で口裂け女を思い出したりして、こわがりだからどうにもだめだな。そんなにじょうずにたたらも踏めない、今日。

***

 残されるのはフェチシズムだった。鎖骨に足首に瞳孔に靡いてる。だれかのつま先を句読点を、舐めたい!

***

 とても久しぶりに先輩から着信があり、大学行ってる?なんて言われて、どうせ行ってないでしょーなんて呆れた声を出された。先輩こそ、って返したら、私留年した、って告白されておもしろかった。「先輩が後輩になるという非常事態によく笑っていられるね!」って言っていた。先輩浪人してましたもんねって言って、かわいそう!って笑った。「私、もうね、京都で仲居になろうと思って、携帯を解約して京都に行こうとしたの。そしたら新幹線のチケット買っているときに親につかまって」「びっくりした」「ところでこのあいだ鎌倉で海を見たのだけど、波がぜんぶこっちの方向に向かってきててね」「ぜんぶだよ」「びっくりした」。たとえば地獄に生まれた天使はこういう声音で話すかもしれない。アイラブユーなんて思いながら電話を切った。

***

わからないならはっきり言ったっていいけどね、とひとの顔を見て黙りこくる。そんなのはジョークだ。
それでもやっぱり、はずかしくていえない!
page top
 父に優しくされて無性に切ないというような夢をみて起きると泣いていた。朝食にキャベツを酢につけて食べた。毛布を押し入れにしまって、そこで遠くに行った友達が昔にくれたさまざまな虫の標本を見つけた。積み上げた箱はなだれていて留められた虫は崩れていた。このあいだの地震でだろうかって、箱を全部押し入れから出した。クリスマスツリーなんかを収納したいと思う余白ができてそこには当然猫が収まった。
 ベランダでごみ袋に虫を捨てた。オレンジ色した蝶の羽根は枯れ葉と同じ散り方をした。粉々になったモルフォ蝶は割れたアルミのようだった。虫を捨てる午後のはじまり、ベランダの柵に柔らかなものが滞っているのを見る。隣の部屋のテレビからF1カーが走る天文学的な音が聞こえていて、そのうちに猫が保護者みたいな顔をして餌をねだりにやってきた。猫はキャベツを食べないのだった。飼っていた魚にセナという名前をつけていたことがあった。アイルトン・セナという名前は世界で一番かっこいい名前だと思った。セナが夭折したみたいに魚もすぐに死んでしまった。薬品じみて真っ青な魚だった。その色ったらなかった。
 私たちにできることはただ、私たちの生活を美しく耕すことだけなのだと、誰かが言っていた。生活の在りかを知らないならば美しくできる土地はないのだろう。私はベランダの柵に寄りかかりながら風に少し飛ばされていく虫の死骸の横にあって、そこはどこでもよいのだった。耕されるためばかりにあるのではないだろう、土地も。世界の代わりに醜くなるような無血の英雄が空に煙る。その英雄はスープなんかに降りかかり繊細な料理をジャンクフーズに変えていき、安っぽい私の味覚をうっとりさせてしまうのだ。かなしくなるのは、それらを残らず吐き出すための時間さえまた満足にあるのだろうということだった。私は今や、耐え切りたいのだ。
 いつだったかひとのつく嘘がわかるのが嫌だったことを思い出していた。お姉さんとおじさんと、あの子とこの子と私の嘘。ママと私と先生の嘘。それが思い違いでも卑しさでも。ベランダからは鉄塔が見えた。想像を絶して晴れていた。冷まされて無音の絶大な空だった。いまなお私はすべてのものに騙されている。隣の部屋のテレビから天気予報が聞こえてくるのをなにとはなしに待っている。
page top
日記
誰も僕たちをあたたかく包まなかった昨日と今日
2011-03-05-Sat トラックバック : 0  コメント : 0
ほとんど引きこもって昼も夜もなくタクティクス・オウガばかりしていた。目がいたい。
視力は日ごと低下するし頭は少しずつ悪くなる。心は狭くなるし足も着実に遅くなる。風邪が治ったと思って外に出て、帰るころにまた風邪をひいている。
すべての話をまた今度にしてほしい。すべての話を小さな心でしてほしい。最低な笑い飛ばし方だけが好き。目の前にいるひとのくしゃみばかりを妄想する。いつか私はだれかに胡椒をぶっかけて、きっと捕まっちゃうのだね。

***

 夢の中の電車の中では男の人が床に座り込んでいた。優先席の前の床にぺしゃんこに座り込んで男の人は、俺妊娠してるからここ座っていいかなって訊いていた。それは大きな声だった。酩酊していたし泣いていた。乗客は彼を見ていた。俺妊娠してるからここ座ってもいいよねって男の人は半ば叫んでいた。誰も答えなかった。優先席には誰も座っていなかったので彼は座ればよかった。頷くつもりの視線を投げたら目があった。男の人は座り込んだまま吐きそうな声を出してにやにや笑っていた。男の人は私の降りる駅のひとつ前の駅でへなちょこに降りていった。私はとてもほっとして、誰も座らないエンジ色のシートを見ながら涙のことを考えた。今朝のことを思い出し、焦げついたフライパンのことを思った。最近の悲しい出来事を考えて、こなさなければならない煩雑なことを数えた。駅に着くと降りた。電車に意味があるのは降りるときだけだって、夢のなかで私が思った。優先席には誰も座っていなかったので彼は座ればよかった。妊娠していないのだとしても。
 起きた後にその夢が以前に見た光景そのままだったことに思い当たる。私のみる夢はいつも私にだけ法則を超えさせないから、夢の中で私は、羽根があっても道路を歩くし水中の社会で息ができなくて死ぬ。いつの日も目配せは叶わない。そんなわけだから思い出はいつも結末まで似ていた。たとえば頷くくらいのことができたらよかった。変わりなく心が卑劣だとしても。
page top
私は私としてあなたを愛し平和を乞い敵を憎み血の夢を見ている。私はひとつの点であって私は私のひとつの愛と私のひとつの傷のほかに私の体を持たない。そんなことってばかばからしいくらい快楽なので気色悪くもなるのだ。
「私は全世界に傷つけられた」って私を睨んで泣いている女の子に私はキャラメルを渡して優しく言ってあげるんだ。あなたを傷つけたのはあなたの敵だ。私を傷つけたのは私の敵だ。私の愛は私のもので、世界は私を所有しない。彼女はこのクズって言って私をくびり殺すだろう。私が願うのは彼女の腕力だ。どうか許さないでくれよと思う。鳥が空の高いところを風に流されながら飛んでいって、横断歩道を親子が渡っていって、車が親しげに左折を待っていて、喜びがたまらなくてだれかに許さないでほしかったのだ。夢のなかの草原で寛容さが虫を潰しているのを見たのだ。心臓から体にむかって冷たいものがどくどく打たれていた。私は、私のしなかったことの、なにもかもでない。あなたはあなたの見なかったもののなにもかもでないだろう。私が私でしかあれないなら私は私を蔑みたくだってなる。私がチョコレイトケーキにさっくりフォークを刺した瞬間にだれかにさっくり恋人を刺されたひとが、十年後に横断歩道の向こう側で私を睨んでいた。私はそれを眺めていた。信号が煌々と赤く光る新月の夜だった。映画の場面を真似たようなまばたきをした。信号はいつか青になって私はあのひとが手に持つ包丁でさっくり刺されるのだ。冬の新月の夜に。私が願うのは彼女の腕力だ。そして許されていた。憎まれてさえいないのだった。なぜなら私に関係はなかった。願うのは私だった。ねだっているのはいつも私だった。彼と彼女に。父と母に。地図と映像に。恋人と恋人に。横断歩道の前に立って、信号の青を本当に待つような瞬間を待つ。「彼女はこのクズって泣いて私をくびり殺すだろう」。願うのは彼女の腕力だ。豚のような希望だ。そしていつも彼女の腕は青白く細かった。紺色の脈がうっすら手首に浮いていて魂の色を思わせた。
冷たい信号機に額をこすりつけるような冬の新月の夜には発砲がしたいし、誰かの発砲に死にたい。なにがどこまで嘘だったって、死んだふりくらいしていたい。愛の言葉はあるだろうか。凍えた街で突然に信じるような。過去についての百の質問に惰性でこたえる午後を過ぎ、あるのは静かな街だった。平和を愛する夜だった。
page top
Copyright © 2012 八帖帳の犬. all rights reserved.